2011年10月2日日曜日

ラマダン&イード体験ご報告(1)

ブログの投稿、ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
かなり遅くなってしまいましたが、ラマダンとイードの体験についてご報告したいと思います。

8月は、ラマダンというイスラム教のとても神聖な時期でした。日の出から日の入りまで、断食をします。オフィスの時間もラマダンに合わせていつもより短くなったり、レストランもランチは営業せず、ディナーも日の入り後から、など色々と非日常になりました。

さて、せっかくこの時期にパキスタンにいるので、ということで、ラマダンの断食に挑戦してみました。初めての断食は非常に緊張しましたが、友人の「応援するから!」という言葉に支えられて、決意を固めました。

まず日の出前の4時頃に友人たちと待ち合わせをして、セリーという、ラマダンの朝ご飯を食べにいきました。バンスロードという、とてもローカルなフードストリートに行き、朝からとても濃厚なパキスタン料理でお腹をいっぱいにしました。朝からなかなかの人のにぎわいでした。






これは、料理を作っている様子です。熱い油がぐつぐつ音を立てているのが、想像できそうな写真です。








 なかなか日本では見ることができない、お肉のディスプレーの様子です。
自分が食べたのがどれだったのか、というのは、あえて聞くことが出来ませんでした。












 そして、ついに日の出になり、断食の開始です!普段からあまりそこまでお水を飲む方ではない上、食欲も人並み以下なので、きっとそんなにつらくないはず、と思っていたものの、やはりいざ「食べることも、飲むことも出来ない」と思うと、水がほしくなったり、ついついお菓子を食べたくなってしまいます。オフィスにいる間は、仕事で忙しかったので、ある程度のどの乾き等も忘れられてたのですが、大変だったのは、オフィスから家に戻ってきた後。日の入りまでしばらく時間があるのですが、どうしても集中できなかったり、だるくなってきたりしてしまいます。仕方なく、寝ることにしました。


断食明けに食べる食事のことを、イフタールと言います。またまた友人と、その家族が、私の初断食をお祝いして、カラチに新しく出来た港沿いの素敵なショッピングストリート/フードストリートに、イフタールに連れて行ってくれました。





断食が終わって、一口めに飲んだ、コーラはとてもおいしかったです!皆にお祝いにチョコレートをもらったり、お食事をごちそうしてもらったりしました。私の断食体験をこんなに一緒に喜んでもらえるというのが、とても嬉しかったです。



私が体験したラマダンの断食はパキスタンの人々が体験していることの、ほんの一部ですが、少しでも体験を共有できたのは、貴重な機会でした。




2011年8月2日火曜日

ウルドゥー語の家族の呼び名

パキスタンに来てから、出来るだけ多くの人とたくさんコミュニケーションをとれるようになりたいと思い、ウルドゥー語を習い始めました。
最近は暇さえあれば、現地スタッフをつかまえて、ウルドゥー語でお話(というより、ウルドゥー語の練習?)をするのが、とても楽しいです。例え英語がしっかり通じるスタッフでも、私がウルドゥー語を話すと満面の笑顔になって下さるのを見ると、それだけで「大変だけど、もっと勉強しよう!」という気になります。

今日はこの前のレッスンでびっくりした、ウルドゥー語独特の豊富な家族の呼び名について、ご紹介したいと思います。授業中に、先生のご親戚の結婚式の写真を見せてもらっていたときのことです。

先生に、「この方は、どなたですか?」と聞いていると、「この人はポーポーで、この人は、チャーチャーで、この人は、マーモーで」と言うのですが、このポーポー、チャーチャーは人の名前ではなく、家族の関係を示したものとのことです。日本語だったら一言に「親戚」とまとめられるところが、ウルドゥー語ではたくさんの名称があります。

例えば・・・
お母さんのお父さん:ナナ
    お母さんのお母さん:ナニ
         お父さんのお父さん:ダダ
             お父さんの妹:ポーポー
                 お父さんのお兄さん:チャーチャー
                     お父さんの弟:ターヤー
                        お母さんの妹:カーラー
                            お母さんの弟:マーモー
・・・
と延々と続いていきます。

あまりにも色々な名称があるので、わくわくしながら、先生に
「じゃあ、お父さんのお母さんの娘、はどんな呼び名ですか?」
と聞いたら、しばらく考えて
「それは、お父さんの姉妹だからポーポーね。」
と答えを頂きました。確かに、よく考えれば、私の質問は複雑にしているようで、とても単純なことだったようです。

他にもウルドゥー語を習っていると、日本語では一言で表されるようなことに関して、色々なバラエティーがあって、びっくりすることが何度もあります。また今度機会があれば、ご紹介したいと思います。


これは、ウルドゥー語の先生に連れて行って頂いた、モハタパレスというお城です。色々と歴史があるのですが、今は現代美術館となっています。

2011年7月30日土曜日

業者の方々とのミーティング

今パキスタンオフィスでは、MKRCのコンテンツを実際に作ってくださる業者の候補の方々とのミーティング、コンテンツをさらに向上させるために現地で実績のある専門家との意見交換に大忙しです。毎日があっという間にすぎていき、気づいたらもう金曜日でした!

今日はそんな毎日の一部をご紹介したいと思います。


MKRCのコンテンツの一部で制作するポスター等を頼むデザイナー、印刷業者の方の最終選考として、実際に彼らのデザイン事務所、作業所を訪問しました。

電力不足(1日12時間電気が来ないことも!)の中、自家発電機で大量の印刷を担当していらっしゃるとのことです。





災害シュミレーションモデルを制作してくださる方々のオフィスも訪問しました。これは、ミニチュアの建築物の中の電気を設置するという非常に細かい作業を担当されている方の作業している様子です。








アガカーン財団の、建築を担当している専門家の方々に、私たちのプロジェクトのプレゼンテーションを行い、彼らからの意見を頂きました。








段々と私たちのアイディアが現実化してきている、この時期はとてもエキサイティングな時間です。チームで一丸となって、より良いプロジェクトを完成できるよう、これからも頑張っていきます!





ちなみに、どの業者と話すときも、まず確認するのは「電力不足の中、本当に締め切りまでに完成できるのか」という点です。これは、訪問先のビルで見かけた、あまりの電力不足から、一つの電線から電力を共有するため、新たに勝手に次々と電線をつなげてしまっている様子です。もちろん違法な行為なのですが、電力不足の中、皆が必死な様子を象徴しています。

2011年7月23日土曜日

他NGOのセレモニー見学

日本の外務省が草の根支援を行ったAl-Khidmat Foundationという現地NGOの、プロジェクト完成祝いのセレモニーを見学する機会を頂きました。Al-Khidmad Foundationは現地でも有数の大きなNGOで、今回は日本の外務省の支援で各地に大型浄水システムを設置するというプロジェクトを行ったそうです。ちなみに団体の代表の方は、前カラチ市長という、非常に大きなネットワークを持っている団体です。

私たちSEEDS Asiaは主催団体と直接の面識はなかったのですが、セレモニーの主催者及び参加者とのネットワーキング、12月に実施予定のMKRC完成式の企画・運営ノウハウを学びに!ということで、現地スタッフのCoordination Officerと私二人で参加させて頂きました。

会場につくと、NGO関係者が続々と集まっているところでした。

セレモニーは、まずイスラムのお祈りから始まりました。セレモニーでは、このようにお祈りで始まることが多いそうです。各社重要関係者の紹介、プロジェクトの紹介・・・とセレモニーはすすみ、終わりに近づいたころに、」「それではアジュラクの交換を行いたいと思います。」という司会者の進行が入りました。


アジュラクというのは、シンド州の伝統的な模様の赤いスカーフで、伝統的に重要なゲストに歓迎の気持ちを示すために渡すのが習わしとのことです。このプロジェクトに関わった重要な方々が次々にステージに呼ばれ、スカーフをもらっていました。

そして、最後はまたイスラム教のお祈りでセレモニーが締めくくられました。


セレモニーの後はレセプションがあり、ここでまさにCoordination Officerの本領発揮!MKRCの広報資料を片手に、積極的に挨拶をして回り、ふと見渡せば、こんな人まで!とびっくりするような大物まで皆、私たちの広報資料をもってました!
素晴らしい行動力の持ち主のスタッフがチームにいることを、心強く思った次第です。
これが会場中の人に配って回ったMKRCの広報資料です。

2011年7月14日木曜日

服の布地マーケット

昨日は今住んでいるゲストハウスで知り合った、パキスタンで映画監督をやっていらっしゃる女性の方(パキスタン人、アメリカで教育を受けた方)に、洋服の布地をたくさん売っている現地で有名なマーケットに連れて行って頂きました。その女性の方いわく「パキスタンの良さをぜひぜひ知ってもらいたいから!」とのことで、パキスタンの服飾文化に目がない私にはとっても、嬉しいお誘いでした。

カラチの人たちは夜行性で、今回も結局8時半にマーケットに向かうことになりました。夜だというのに、町は生き生きとしています。ちなみに、カラチの人たちに「夜は危険だからで歩かない方がいい」と言われることが多いので、「一体何時からが危険な時間なの?」と聞くと、「深夜12時過ぎくらい」と言われます。

交差点では、色々な物売りがいて、必ずと言っていいほど、輪っかの形になったジャスミンのお花をよく売っています。これは、車内にかざって芳香剤のような役割をするためなのですが、映画監督女性の方はこれを何本か買って、ブレスレットにどうぞ、とプレゼントをしてくれました。とても粋なプレゼントで感動しました。




マーケットに着くと、夜だというのに、多くの人でにぎわっていました。4フロア?程あるビルは、数フロアにわたって、服の生地でいっぱいです。はっとするほど鮮やかな色の布や、きれいに刺繍が施されている布を見ているだけで、幸せな気分になります。

たくさんありすぎる生地の中で、目移りしてばかりな中、緑色の布地を購入しました。一緒に行って頂いた現地の方の交渉力で、最初の言い値の2割ほど、割引となりました!


一番下にある布は、スカーフ用の布、左上のシンプルなものはズボン用、そしてワンピースになる大きな生地です。この3つセットで、どの布も売られています。

こんなにきれいな布を買ったものの、まだ私は仕立て屋さんが見つかっておりません。
周りの人にお勧めの仕立て屋さんを紹介してもらって、いつかこの生地を素敵な服に完成させたいと思います!楽しみです。

2011年7月9日土曜日

シンド州内陸へのフィールドトリップ

6月19日から6月24日まで、シンド州の内陸部のサッカルとハイプールというところにフィールドトリップに行って来ました!サッカルとハイプールは私たちの移動式防災教室を実施する対象地域です。

今回のフィールドトリップの目的は、この地域の重要なステイクホルダーとの関係を構築することと、現地の洪水被害の様子、家々の建築状況を観察すること、そして村の人々とのフォーカスグループディスカッションを実施して、彼らの災害への意識/知識を確認するということでした。




これは一つの村の様子です。
家畜が村の中心にいましたが、村の男性たちの主な職業は漁業とのことです。











これは村の中心人物なる方(奥)に、SEEDS Asia現地スタッフ(手前)が色々とお話をうかがっている様子です。村の子どもたちが興味津々で、集まってきております。










これは一つの村の家の中の様子です。

手前のベッドには、シンド州独特の伝統的なパターンによるベッドカバーがあります。とても鮮やかできれいなデザインです。












フォーカスグループディスカッションは、それぞれの村の中心人物とされる方々(男性10名、女性10名ほど)に参加して頂きました。村の人々の災害についての知識、彼らの村に独自に伝わる防災の知恵、政府への期待、など様々な貴重な声を聞くことに成功しました。

このディスカッションの詳細については、後ほどレポートでご紹介したいと思っております。







実はこのフィールドトリップ、猛暑の中で行われておりました。中には49度まで気温が上がる日もあったほどです。学ぶことにあふれるフィールドトリップで、好奇心にかられて飛び回っていたところ、案の定、熱中症にかかってしまい大変なことになりました。
今後はプロジェクトの成功のためにも、体を大事に、自分の体力の限界をしっかりと理解して行動していかなければ、と思った次第です。

2011年6月4日土曜日

カラチの週末

カラチではあっという間に一日が過ぎていく感覚です。毎日時間通りに来てくださるドライバーの方にオフィスに連れて行って頂き、つたないウルドゥー語でチャイをオーダーして、仕事をして、あっという間にお昼の時間。こちらではお昼は1時から2時で、現地パートナー団体のランチを一緒に頂いております。メニューは基本はパキスタン料理ですが、たまに中華(春巻きなど)や洋風なメニュー(パスタ)も出てきます。そして仕事にもどり、3時にはチャイ。そしてまたまた時間通りに来てくださるドライバーさんの車で、帰宅します。

そんな毎日で、気づいたら今日でカラチで迎える3回目の週末になります。
到着したばかりは、カラチの治安の話を聞いていると、週末も家から一歩も出ることができないのか、と想像しておりましたが、決してそんなことはなく、タイミングと場所を選べば、たくさん楽しめる場所があることを知りました。


今日はそんな週末の一部を皆様にご紹介します。これは日曜だけに開かれるサンデーマーケットです。広大な敷地に、色々なお店の人が商品をもちこみ店舗を開いています。ざっくりとしたセクションごとに、絨毯エリア、布エリア、鞄エリア、雑貨エリアとなっています。炎天下の中、全エリアを回るのは至難の業です。



これは絨毯屋さんにいたとてもかわいい少年と、お父さん?です。暑いカラチで、絨毯を使う機会があるのかな、と思わなくもないのですが、普段他では到底手が出ないような中東から来る素晴らしい高級絨毯もお手頃価格で手に入るとのことです。

これはとてもおいしいラッシー/シェイクやさんです。マンゴー、バナナ、チークーといったここならではのフルーツのチョイスがあります。氷は「調達したもの」との言葉を信じて、飲んでみたところ無事お腹はこわしませんでした!入れられている砂糖の量を直視すると、なかなかお代わりしづらいものがありましたが、またぜひ次の機会に飲みたいです。




こちらはところ変わって、ザムザマ公園というところです。夕方涼しくなった頃にいきました。とてもゆったりした雰囲気の中、若者、子ども連れの家族ーとたくさんの人でにぎわっていました。公園の中にはローラースケート場もあります。人なつこいパキスタンの子どもたちとちょっとした会話をしたりして楽しみました。